英ウェールズ首相に初の女性 前任者は寄付問題で辞任

AI要約

ウェールズの自治政府は初の女性首相にエレネッド・モーガン保健相を選出し、混乱を乗り越え国を団結する必要性を訴えた。

モーガン氏はEU議員出身で新型コロナウイルス対応に取り組んでおり、ウェールズ労働党党首としても活動している。

前任のゲシング首相が辞意を表明したことに伴い、ウェールズの政治は新たな局面を迎えることになった。

英ウェールズ首相に初の女性 前任者は寄付問題で辞任

 【ロンドン共同】英西部ウェールズの議会は6日、自治政府の首相にエレネッド・モーガン保健相(57)を選んだ。同自治政府で初の女性首相となる。ゲシング首相が7月中旬に寄付を巡る問題で辞意を表明していた。

 英メディアによると、モーガン氏は欧州連合(EU)欧州議会議員を経て、2016年にウェールズ議会議員となった。21年から保健相として新型コロナウイルスの対応などに当たった。ゲシング氏の辞意表明に伴いウェールズ労働党党首に就任した。

 モーガン氏は首相選出後に議会で「混乱はあったが、国として良い結果を出すために団結しなくてはならない」と呼びかけた。