ウクライナ死者、出生数の3倍に 24年上期、人口減少が深刻化

AI要約

2024年上半期のウクライナの死亡者数は約25万人で、出生数の約3倍に上り、出生数は前年同期比9%減の約8万7千人だった。人口減少が深刻化している状況が明らかになった。

出生数は地域によって差があり、首都キーウや西部リビウ州では比較的多いが、東部ドネツク州や南部ヘルソン州では少ない。一方、死者数は東部ドニエプロペトロフスク州などで多く報告されている。

侵攻前の21年上半期の出生数は約13万2千人であり、人口は1990年代前半に比べて約3700万人まで減少している。

ウクライナ死者、出生数の3倍に 24年上期、人口減少が深刻化

 【キーウ共同】ウクライナメディアは5日、データ分析サイトの情報を基に、2024年上半期の同国の死亡者数は約25万人で、出生数の約3倍に上ったと報じた。出生数は減少傾向が続いており、前年同期比9%減の約8万7千人だった。ロシアの侵攻により人口減少が深刻化している状況が浮き彫りになった。

 出生数は首都キーウや西部リビウ州に比べ、東部ドネツク州や南部ヘルソン州などで少なくなっている。死者数は東部ドニエプロペトロフスク州などで多い。

 侵攻前の21年上半期の出生数は約13万2千人。人口は1990年代前半には5千万人を超えていたが、今年1月には約3700万人まで減少したとされる。