【陸上】歴史的名勝負の100m決勝スタート前に“事件”が起きていたと、フランス紙伝える
男子100メートル決勝でノア・ライルズ(27=米国)が9秒79で金メダルを獲得
開始直前にトラックへの侵入未遂が発生し、レースは数分遅れてスタート
警備員が侵入者を素早く取り押さえ、警察も迅速に対応した
<パリオリンピック(五輪):陸上>◇4日(日本時間5日)◇男子100メートル決勝◇フランス競技場
ノア・ライルズ(27=米国)が金メダルに輝いた大会のハイライトともいえる男子100メートル決勝。9秒79の同タイムで写真判定になった世界中が注目したドラマの裏で“事件”が起きていたようだ。
フランス紙レキップ(電子版)が5日に報じている。
「組織委のトニー・エスタンゲ会長は月曜日、男子100メートル決勝の開始直前に会場でトラックへの侵入未遂が発生したと説明した。レースのスタートは数分遅れたが、エスタンゲ会長はそこに因果関係があるかどうかは、明らかにしなかった」と伝えている。
さらに、関係者のコメントとして「侵入未遂が起きたが、すぐ警備員が対応した。準備ができており、厳格な管理下で、プロフェッショナルな仕事だった。警察も素晴らしい仕事をしてくれた」と報じた。
SNSには、スタート前に競技場で警備員4人に押さえつけられ、両手足を4人に引っ張られるようにして連行された人物の画像がアップされ、拡散している。