アラムコ、第2四半期は3.4%減益 販売減少・精製マージン悪化

AI要約

サウジアラビア国有石油会社サウジアラムコは第2・四半期に3.4%の減益を発表し、原油販売量の減少と精製マージンの悪化が影響した。

第2・四半期の純利益は市場予想を上回る1090億1000万リヤル(290億3000万ドル)で、配当も311億ドル支払われた。

サウジアラムコは業績連動型配当導入で配当総額1242億ドルを予想し、サウジ政府にとって重要な収入源である。

アラムコ、第2四半期は3.4%減益 販売減少・精製マージン悪化

[ドバイ 6日 ロイター] - サウジアラビア国有石油会社サウジアラムコが6日発表した第2・四半期決算は3.4%の減益だった。原油販売量の減少と精製マージンの悪化が響いた。

第2・四半期の純利益は1090億1000万リヤル(290億3000万ドル)。同社がまとめた市場予想の中央値である277億ドルを上回った。

第2・四半期の配当は311億ドル。うち業績連動型配当は108億ドル。同社は昨年、基本配当に加え、業績連動型配当を導入した。

同社は今年の配当総額が1242億ドルになると予想。従来予想の1243億ドルとほぼ同水準だった。

サウジ政府はアラムコ株の81.5%近くを保有。同社からの配当金、ロイヤルティー、税金の支払いに大きく依存している。