エクソン、第2四半期利益が予想上回る 生産目標も引き上げ

AI要約

米石油大手エクソンモービルが第2・四半期決算を発表。純利益が前年比増加し、アナリスト予想を上回る結果となった。

エクソンは生産量増加や買収による利益率低下の相殺を経て、利益を伸ばした。設備投資見通しを引き上げ、石油生産目標も上方修正した。

自社株買い計画など積極的な戦略を展開するエクソンの動向に注目が集まる。

エクソン、第2四半期利益が予想上回る 生産目標も引き上げ

[2日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルが2日に発表した第2・四半期決算は純利益が92億4000万ドルと、前年同期の78億8000万ドルから増加した。原油価格の上昇とシェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズの買収による生産量増加が精製利益率の低下を相殺し、アナリスト予想を上回った。

1株利益は2.14ドルだった。

石油・ガス生産事業の利益は前年比25%増の71億ドル。ガソリン・ディーゼル事業の利益は32%減の9億4600万ドルとなった。化学品事業の利益は同四半期横ばいの7億7900万ドルだった。

今年の設備投資の見通しは280億ドルと、従来予想の230─250億ドルから引き上げた。

キャサリン・マイケルズ最高財務責任者(CFO)は、通年の石油生産目標を13%引き上げ、原油換算で日量430万バレルになると発表した。前年は374万バレルだった。

第2・四半期の石油・ガス生産量は、原油換算で日量57万4000バレルと前四半期比15%増となった。

エクソンは今年、西側諸国の主要ライバル企業の中では最大規模となる190億ドル相当の自社株買いを計画している。