【カンボジア】保険市場、上期は微増の1.8億ドル

AI要約

カンボジアの保険業界の収入が2024年上半期に前年比1%増の約259億円だったことが明らかになった。

業界全体の保険料収入と保険金支払い額が増加しており、損保、生保、小口保険、再保険など様々な種類の保険会社が存在している。

保険浸透率と保険密度は低い水準で推移しており、保険業界の成長にはまだ大きな潜在を秘めている。

 カンボジアの保険監督局(IRC)は2日、2024年上半期(1~6月)の保険業界全体の保険料収入が前年同期比1%増の1億7,850万米ドル(約259億円)だったと明らかにした。保険金の支払い総額は18.5%増の3,480万米ドル。クメール・タイムズ(電子版)が3日伝えた。

 カンボジアの保険業界は損保18社、生保14社、小口保険7社、再保険1社で構成されている。業界全体の総資産額は10億米ドルを超える。

 2023年のカンボジアの保険市場の規模は約3億4,400万米ドル。国内総生産(GDP)に占める保険料収入の割合を示す保険浸透率は1.16%、1人当たりの保険料支払額を指す保険密度は21.02米ドルだった。

 保険監督局のボウ・チャンピロウ局長は先ごろ行われた「カンボジアの保険の日」を記念する式典で講演し、保険浸透率と保険密度が低水準にとどまっていることから、カンボジアの保険業界の成長性は大きいとの見解を示した。