インド太平洋外交が最重要遺産 バイデン米政権閣僚らが寄稿

AI要約

米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官、サリバン大統領補佐官は、バイデン政権によるインド太平洋外交を自賛し、外交戦略の変革を強調している。

3氏は、連携のネットワークを重視し、日本を含む同盟国との協力強化に言及している。

日本の防衛支出増加も評価され、同盟と地域の安全保障に貢献するとされている。

 【ワシントン時事】米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日付のワシントン・ポスト紙に連名で寄稿し、バイデン政権によるインド太平洋外交を、「政権の最も重要な遺産の一つだ」と自賛した。

 3氏はバイデン政権の外交・安全保障を担っている。

 3氏は寄稿で、米国が各国と個別に同盟関係を結ぶ「ハブ・アンド・スポーク」の外交モデルを、米国や同盟各国が相互に結び付きを強める「連携のネットワーク」へと進化させたと強調。「この変革は、外交戦略の中で最重要でありながら、あまり語られていない」と指摘した。

 日本に関しては、日韓関係の改善や日米フィリピン3カ国の協力強化、日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」での連携に言及。さらに、日本の防衛支出増加が「われわれの同盟、地域の安全保障に大きく貢献する」と評価した。