米アップル、増収増益を確保 iPhoneは苦戦続く 4~6月期

AI要約

アップルは2024年4~6月期に7四半期ぶりに増収増益を達成したが、iPhoneの中国市場での苦戦が影響して2期連続の減収となった。

中華圏の売上高が減少したが、為替変動を考慮すると改善しており、CEOは前向きな見通しを示している。

 【シリコンバレー時事】米アップルが1日発表した2024年4~6月期決算は、売上高が前年同期比5%増の857億ドル(約12兆8000億円)、純利益が8%増の214億4800万ドルだった。

 2四半期ぶりの増収増益。ただ、売上高の約半分を占めるスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」は中国での苦戦が響き、2期連続の減収となった。

 地域別では、香港・台湾を含む中華圏の売上高が7%減少。クック最高経営責任者(CEO)は電話会見で「為替変動の影響を除くと、減少率は3%以下だ」と述べ、過去2期に比べて改善していると強調した。