イスラエル首相「すべての敵に壊滅的な打撃」

AI要約

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がテレビ演説で敵に壊滅的な打撃を与えたことを宣言。

ベイルート郊外への空爆でヒズボラの最高幹部を殺害し、ガザ地区での軍事作戦を正当化。

停戦と人質解放に向けた圧力に屈せず、ハマスや他組織のテロリスト排除を強調。

イスラエル首相「すべての敵に壊滅的な打撃」

【AFP=時事】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は7月31日のテレビ演説で、「すべての敵に壊滅的な打撃を与えた」と語った。

 レバノンの首都ベイルート郊外への空爆でイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の最高幹部ファウド・シュクル(Fuad Shukr)司令官を殺害した点には明示的に言及したが、イスラム組織ハマス(Hamas)の最高指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏殺害には触れなかった。

 ネタニヤフ氏はネタニヤフは約5分間の演説で、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での軍事作戦を正当化。停戦とハマスに拘束されている人質返還に合意するよう求める内外からの圧力に屈していたならば、「ハマスの指導者や数千人のテロリストを排除することも、テロリストのインフラを破壊することもできなかっただろう。イスラエル人の人質全員の解放と、全戦争目的の達成の両方を可能にする合意に近づく状況を作り出すこともできなかっただろう」と述べた。

 さらに「われわれは3週間前、ハマスの軍事部門トップ、ムハンマド・デイフ(Mohammed Deif)を攻撃した。2週間前には空軍の長距離攻撃で、(イエメンの親イラン武装組織)フーシ派(Huthis)を攻撃した」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News