全米自動車労組がハリス氏支持を表明 大統領選の追い風に

AI要約

全米自動車労働組合(UAW)は11月の米大統領選挙でハリス副大統領の支持を表明し、8月に選挙集会を開催する予定。

UAWは40万人の従業員を擁する米自動車大手3社の従業員らが加盟する規模の大きな労組で、バイデン氏の撤退後はハリス氏の支持を進めていた。

労組は「億万長者」と「貪欲な企業」との闘いを強調し、ハリス氏を支持する決定を下した。

全米自動車労組がハリス氏支持を表明 大統領選の追い風に

 全米自動車労働組合(UAW)は7月31日、11月の米大統領選挙で民主党の候補指名を確実にしているハリス副大統領への支持を表明した。ハリス氏の陣営は8月7日にUAWの本拠地である中西部ミシガン州で選挙集会を開く。同州は大統領選の行方を左右する「激戦州」の一つで、UAWの支持はハリス氏の追い風になりそうだ。

 UAWのショーン・フェイン委員長は声明で「我々は米国の岐路に立っている。労組の考えに反対する億万長者を再び大統領の座につけるか、貪欲な企業と闘うハリス氏を当選させるかだ」と述べ、ハリス氏への支援を呼び掛けた。

 UAWは、フォード・モーターやゼネラル・モーターズなど米自動車大手3社「ビッグ3」の従業員ら約40万人が加盟する米有数規模の労組。1月にバイデン大統領の支持を表明していたが、バイデン氏が大統領選から撤退を表明したことを受け、ハリス氏支持の手続きを進めていた。【ワシントン大久保渉】