ウクライナが中国外相の訪問要請、対話進展なら首脳会談実現か

AI要約

ウクライナ外務省が中国の王毅外相にウクライナ訪問を要請しており、ゼレンスキー大統領と習近平国家主席の会談の可能性もある。

中国はロシアのウクライナ侵攻問題では中立を保ちつつ、ウクライナとの対話が活発化している。

ウクライナが王毅氏を招待し、首脳会談の可能性が高まっているが、具体的な日程は未定。

Dan Peleschuk

[キーウ 30日 ロイター] - ウクライナ外務省は30日、中国の王毅外相にウクライナ訪問を要請していることを明らかにした。今後の対話次第で、最終的にゼレンスキー大統領と習近平国家主席の会談につながる可能性も出ている。

中国はロシアのウクライナ侵攻問題では中立を唱えているが、ロシアとの緊密な関係を維持し、6月にウクライナ主催で開催された平和サミットにも出席していない。

ただ先週、ウクライナのクレバ外相が中国を訪れて王毅氏と会談。ウクライナ外務省の報道官は、両国の対話が「非常に活発に進展している」と強調した。

こうした中で同報道官は、ウクライナが王毅氏を招待し、中国側はこの提案に関心を示したと述べた。

また「クレバ氏訪中でウクライナ・中国首脳会談の可能性が高まったことに間違いない」と語ったが、具体的な日程に言及するのは時期尚早だと付け加えた。