中国の駐日大使「日本は古いやり方を捨てて新たな道を模索するべきだ」
AI要約
中国の駐日大使は、日中の経済協力について新たなアプローチを呼びかけた。
中国経済の先行き不透明感の中、日本との関係を重視。
福島第一原発の処理水放出や日本産水産品の輸入禁止に関する政府間協議が続く。
中国の駐日大使は、日中の経済協力について、「日本は古いやり方を捨てて新たな道を模索するべきだ」と主張しました。
中国の呉江浩大使は30日、都内で記者会見を開きました。
呉大使は会見の中で、7月に開催された三中全会について「非常に重要な会議」と説明したうえで、「改革開放がいっそう深まる新章の幕開け」と説明しました。
また、「外資系企業の9割超が中国のビジネス環境に満足している」と述べた一方で、日中間の貿易額は2024年上半期で、対前年比5.1％減だったと説明しました。
そのうえで、「日本は古いやり方を捨てて新たな道を模索するべきだ。中国は世界的に注目されている投資のホットスポット」と主張し、さらなる中国への投資を促しました。
中国経済の先行きに不透明感が広がる中、日本との関係を重視しているものとみられます。
また、福島第一原発の処理水の放出については、あらためて批判したものの、政府間では協議が続いていると明らかにしました。
日本産水産品の輸入禁止措置については、従来通りの説明を繰り返しました。
