台湾総統「中国は世界の脅威」 対中議連の国際会議で訴え

AI要約

日本を含む民主主義国の議員で構成する「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」の国際会議が30日、台北で開かれた。

台湾の頼清徳総統は民主主義陣営の結束で対中脅威に対抗すべきだと強調した。

中国は台湾との外交交流や外部勢力の内政干渉に強く反発している。

 【台北、北京共同】日本を含む民主主義国の議員で構成する「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」の国際会議が30日、台北で開かれた。台湾の頼清徳総統は「どの国に対する中国の脅威も、世界に対する脅威そのものだ」と述べ、民主主義陣営の結束で対抗すべきだと主張した。

 会議には20カ国以上から50人近い議員や政界関係者が参加。台湾当局は国際的な議員団の訪台としては最大規模としている。中国外務省の林剣副報道局長は30日の記者会見で「台湾は中国の不可分の領土だ。中国と国交のある国と台湾の当局間往来に断固反対する。外部勢力の内政干渉は認めない」と反発した。