原油先物約2%安、イスラエルが中東の全面戦争回避の構え

AI要約

原油先物が約2%下落した。イスラエル当局者はヒズボラの責任を追及しつつも、中東全面戦争回避を優先。

27日のゴラン高原でのロケット攻撃で子どもを含む12人が犠牲に。イスラエル当局はヒズボラの攻撃と主張。

北海ブレント先物は1.7%下落の79.78ドル、米WTI先物は1.8%下落の75.81ドル。

原油先物約2%安、イスラエルが中東の全面戦争回避の構え

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 29日の取引で、原油先物が約2%下落。イスラエル当局者はゴラン高原へのロケット攻撃を巡り、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの責任を追及するとしつつも、報復攻撃によって中東を全面戦争に巻き込むことは避けたいという考えを示したことが材料視された。

ゴラン高原では27日、サッカー場にロケット弾攻撃があり、子どもを含む12人が死亡した。イスラエル当局はヒズボラによる攻撃と主張している。

清算値は、北海ブレント先物が1.35ドル(1.7%)安の1バレル=79.78ドル、米WTI先物9月限が1.35ドル(1.8%)安の75.81ドル。