イスラエル内閣、ゴラン高原攻撃受け政府に対応を許可

AI要約

イスラエルが占領するゴラン高原へのロケット弾攻撃を受け、安全保障内閣が対応策を決定する権限を政府に認めた。

攻撃で12人が死亡し、イスラエルはヒズボラに非難。ヒズボラは否定しており、イスラエルは報復を宣言。

米国もヒズボラを非難し、イスラエルとレバノンとの外交的解決に取り組むと表明。

イスラエル内閣、ゴラン高原攻撃受け政府に対応を許可

Avi Ohayon James Mackenzie

[マジダルシャムス(ゴラン高原)/エルサレム 28日 ロイター] - イスラエルが占領するゴラン高原への27日のロケット弾攻撃を受け、同国の安全保障内閣は28日、対応の「方法と時期」を決定する権限を政府に認めた。

攻撃では子どもを含む12人が死亡。イスラエルはレバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラによる攻撃だと非難した。

ヒズボラはこれを否定しているが、イスラエルは報復を宣言しており、28日には戦闘機がレバノン南部の標的を攻撃した。

安全保障内閣の会議後、イスラエル首相府は内閣が「首相と国防相に対応の方法と時期を決定する権限を与えた」と述べた。

米ホワイトハウスも攻撃を受けてヒズボラを非難。「これはヒズボラによる攻撃だ。ロケットはヒズボラのもので、彼らが支配する地域から発射された」と声明で述べた。

また、米国はイスラエルとレバノンの当局と協議を続けており、外交的解決に取り組んでいるとした。

ブリンケン米国務長官はイスラエル軍とヒズボラの紛争激化を望まないと述べた。