ガザの子どもたち250人の海外治療延期に ゴラン高原攻撃へのイスラエルの対応

AI要約

ガザ地区で負傷した子どもたちの海外治療が延期されたことが明らかになった。

250人の子どもたちはイスラエルを経由してUAEへ治療を受ける予定だったが、首相の決定により再びガザ地区に戻された。

イスラエル南部でのロケット攻撃や政治的な背景が渡航延期の背景にある。

パレスチナ・ガザ地区で負傷した子どもたちを海外で治療を受けるために渡航させる予定が、延期されたことがわかりました。

ガザ地区で負傷した250人の子どもたちは28日、WHO=世界保健機関の監視のもと、バスでイスラエルとの境界を越えました。

その後、イスラエル南部にある空港からUAE=アラブ首長国連邦へ行き、治療を受けるはずでしたが、ネタニヤフ首相がこの予定を延期したため、子どもたちを乗せたバスは再びガザ地区に戻らざるを得なくなったということです。

今後の予定については明らかにされていません。

27日にイスラエルが占領するゴラン高原にあるサッカー場にロケット弾攻撃があり、子どもを含む40人以上が死傷しました。

イスラエルはこの攻撃がハマスと共闘するイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」によるものだと主張しており、ガザで負傷した子どもたちの渡航延期は、この攻撃への対応だとしています。