米大統領選に影響力行使狙う外国勢力、ハリス氏照準か=ODNI

AI要約

米国家情報長官室は、外国勢力が11月の米大統領選に影響を与えようとし、選挙戦の状況に適応していると見込んでいる。

外国勢力は、選挙戦を巡る出来事に注目し、民主的な制度の弱体化を狙う可能性があると指摘されている。

報告によると、外国勢力は過去の事件を利用して影響力を持とうとしており、ロシアや中国が自国の企業を利用して活動しているという認識が示されている。

米大統領選に影響力行使狙う外国勢力、ハリス氏照準か=ODNI

[ワシントン 29日 ロイター] - 米国家情報長官室(ODNI)当局者は29日、11月の米大統領選に影響を及ぼすことを狙う外国勢力が、選挙戦を巡る状況の変化に適応することが見込まれるという認識を示した。

バイデン大統領の撤退には直接言及しなかったものの、外国勢力が「選挙戦を巡り今月起きた出来事」に注目していると指摘。「こうした状況に適応し、民主的な制度の弱体化を狙うと予想される」とし、民主党候補となる見通しのハリス副大統領を標的とした活動に軸足を移す可能性を示唆した。

外国勢力がすでに7月13日に起きたトランプ前大統領暗殺未遂事件を「シナリオの一部」として利用しているという非政府団体の報告も指摘した。

当局者はさらに、ロシアや中国など米大統領選を標的とする外国勢力が自国のマーケティングやコミュニケーション、ハイテク企業などを利用し、影響力を行使しようとしているという認識を示した。