トランプ氏、大統領選敗北なら中東情勢一段と悪化 イスラエル首相と会談

AI要約

トランプ前大統領とネタニヤフ首相が会談し、ハリス副大統領の対イスラエル姿勢を非難。

トランプ氏は再選されなければ中東情勢が悪化すると警告し、大規模戦争の可能性を示唆。

トランプ陣営は声明で、トランプ氏が中東平和のため努力し、反ユダヤ主義と戦うと誓ったと説明。

トランプ氏、大統領選敗北なら中東情勢一段と悪化 イスラエル首相と会談

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は26日、フロリダ州の自邸でイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と会談し、民主党の大統領候補指名を確実にしたカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の対イスラエル姿勢を非難するとともに、自身が再選されなければ中東情勢は一段と悪化するだろうと警告した。

 ハリス氏も25日、ネタニヤフ氏と会談し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での停戦合意を促すとともに、ガザにおける惨状に「沈黙」しているつもりはないと述べていた。

 これに対しトランプ氏は、「わが国では無能者が権力の座に就いている」とし、「われわれが(大統領選で)勝利すれば簡単だ。すべてが速やかに解決されるだろう」と主張。「敗北すれば中東での大規模戦争、ことによると第3次世界大戦(World War III)が勃発(ぼっぱつ)するかもしれない」と語った。

 トランプ陣営は後に声明を出し、トランプ氏は会談で、「ホワイトハウス(White House)に復帰した暁には中東に平和をもたらすためあらゆる努力を行い、全米の大学に広がっている反ユダヤ主義と闘うと誓った」と説明した。【翻訳編集】 AFPBB News