ロシア、捕虜の内臓切除か 臓器移植の闇市場存在?  ウクライナ報道

AI要約

ウクライナ国営ウクルインフォルム通信によると、ロシア軍の捕虜から返還されたウクライナ軍兵士の一部遺体に内臓がないとする遺族の話が報じられた。

遺族は臓器移植の闇市場が存在し、捕虜の臓器が使用されている可能性があると主張しており、詳細は不明。

遺族はロシアの犯罪行為に国際社会が目を向けるよう呼び掛けており、人道問題の解決に協力を求めている。

 【キーウ時事】ウクライナ国営ウクルインフォルム通信は25日までに、ロシア軍の捕虜になり返還されたウクライナ軍兵士の一部遺体に内臓がないとする遺族の話を報じた。

 遺族はロシアに臓器移植の闇市場が存在し、捕虜の臓器が使われている可能性があると主張しているが、詳細は不明だ。

 遺族の代表はウクライナのボドナル駐トルコ大使と面会した。報道によれば、ロシア軍の猛攻の末に陥落したウクライナ東部の主要都市マリウポリの守備隊だった兵士の妻は「拷問された(痕のある)遺体だけでなく、臓器のない遺体も本国に引き渡されている」と明言した。

 さらに「ロシアに臓器を扱う闇市場があるという事実を裏付けるものだ」と指摘。捕虜交換など人道問題の解決へ各国に協力を呼び掛けるとともに、ロシアの犯罪行為に国際社会が目を向けるよう訴えた。