台湾軍事演習、1日早く終了 国防部、台風災害対応に向け

AI要約

台湾国防部が中国軍の侵攻を想定した軍事演習を台風の影響で1日早く終了させ、軍隊を災害対応に当たらせた。

台風3号の影響で台湾では死傷者が出た他、土砂災害が発生し、全土で休業・休校の措置が取られた。

台風3号は北東部に上陸後、台湾海峡に抜け、中部や南部でも風雨が続いた。漢光40号は予定より早く終了した。

 【台北共同】台湾国防部(国防省)は25日、中国軍の侵攻を想定した軍事演習「漢光40号」を予定よりも1日早く終了させた。軍部隊を台風3号の災害対応に当たらせるための措置。

 台湾当局によると、台風の影響で4人が死亡、500人以上が負傷した。各地で土砂災害も発生し、東部・花蓮県では線路が土砂に埋まった。25日は全土で休業・休校の措置が取られた。

 台湾メディアによると台風3号は25日午前0時(日本時間同1時)ごろに台湾北東部に上陸し、約4時間後に台湾海峡に抜けた。その後も中部や南部が強い風雨に見舞われた。

 漢光40号は22日に始まり、26日までの予定だった。