停戦合意「まとまりつつある」 ガザ交渉、米高官が見通し

AI要約

パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡る間接交渉が進行中で、米高官は停戦合意がまとまりつつあると信じている。

バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相との首脳会談で、イスラエルとハマスの最後の隔たりを埋めることを目指す。

ネタニヤフ首相はハマスへの強硬姿勢を示す一方、バイデン大統領との会談では停戦合意に向けより構造的な交渉が必要との認識を示している。

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡る間接交渉に関し、米高官は24日、停戦合意が「まとまりつつある段階だと信じている」と述べた。

 バイデン大統領は25日のイスラエルのネタニヤフ首相との首脳会談で「(イスラエルとイスラム組織ハマスの)最後の隔たり」を埋めることを目指すという。AFP通信が報じた。

 ネタニヤフ氏は24日、米議会で演説し、ハマスへの強硬姿勢を改めて表明した。それでも同高官は、バイデン氏との会談では「停戦合意に向け、より構造的な部分に焦点を当てる」と説明。「会談はイエスかノーか(で解決できる問題)ではなく、どう隔たりを埋めるかという問題になる」と指摘し、妥結に向けイスラエルとハマス双方の歩み寄りが必要になるとの認識を示した。