イスラエル国会、UNRWAをテロ組織と認定する法案を暫定承認

AI要約

イスラエル国会はUNRWAをテロ組織と認定し、関係断絶を盛り込んだ法案を承認した。

イスラム組織ハマスとの関連が問題視され、イスラエルとUNRWAの関係が悪化している。

UNRWAの解体に向けた新たな試みに対し、国際社会が注目している。

[エルサレム 22日 ロイター] - イスラエル国会(クネセト)は22日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)をテロ組織と認定するとともに、同機関との関係断絶を盛り込んだ法案を暫定的に承認した。

UNRWAの職員がイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃に関与したとの疑惑が浮上しており、イスラエルは反発を強めている。

クネセトの広報によると、法案は第1読会で承認され、今後、外交・国防委員会でさらなる審議が行われる。

UNRWAは、ガザ、ヨルダン川西岸、ヨルダン、レバノン、シリアにいるパレスチナ人に教育、保健、援助を提供。イスラエルとは長い間緊迫した関係にあったが、ガザでの戦争が始まって以来、関係は急激に悪化し、イスラエルはUNRWAの解散を繰り返し要求している。

UNRWAのジュリエット・トゥーマ報道官は「当機関の解体に向けた新たな試みだ。このような措置は国連史上、例がない」と述べた。