1億5000万ウォンの韓国海警無人ヘリ、また済州海上で墜落…「通信途絶」

AI要約

海洋警察が導入した無人ヘリコプターの墜落事故が続いており、済州海域での墜落は2件目となっている。

墜落事故の詳細や原因が調査されており、海警は事故機体を回収し、調査委員会を設置する方針である。

無人ヘリコプターは遠距離任務能力向上のため導入されたが、保険に加入しているものの、2件の墜落事故が発生している。

1億5000万ウォンの韓国海警無人ヘリ、また済州海上で墜落…「通信途絶」

行方不明者の海上捜索と違法操業の摘発のために海洋警察が導入した無人ヘリコプターの墜落事故が続いている。済州(チェジュ)海上で発生した海警の無人ヘリコプター墜落事故は昨年に続いて2件目だ。

済州海洋警察庁によると、19日午後3時ごろ済州市翰京面(ハンギョンミョン)遮帰島(チャグィド)西側74キロの海上で、済州海洋警察署所属の警備艦艇3012艦に搭載された無人ヘリコプター「リュッペルE」が海に墜落した。

海警はリュッペルEが当時、遮帰島海域を巡察して復帰する過程で通信が途絶えて海に落ちたと明らかにした。

海警はヘリコプターと通信が途絶した地点を中心に捜索をし、海に浮いていた事故機体を回収したと説明した。

リュッペルEは長さ1.8メートル、重さ18.5キロだが、海に落ちた後に二酸化炭素を自動噴射する浮力装置が作動し、海中に沈まなかった。

事故が発生した無人ヘリコプターには通信途絶に備えて艦艇に自動復帰する機能があるが、作動しなかったことが把握された。

海警は衛星利用測位システム(GPS)情報に基づいて墜落海域に高速ボートを送り、リュッペルEを回収した。

海警は警備艦艇が入港すれば事故調査委員会を設置して事故原因を調査する方針だ。

済州地域に配備された海警無人ヘリコプターの墜落事故は昨年に続いて今回が2件目となる。昨年3月にも西帰浦市(ソギポシ)離於島(イオド)南西側142キロの海上で西帰浦海警5002艦に搭載された無人ヘリコプターのリュッペルEが訓練中に海に墜落した。

当時事故が発生した無人ヘリコプターは高度を下げる過程で突然上空で旋回し、すぐに海に墜落した。

リュッペルEは2021年末、海洋警察庁が遠距離任務能力を高めるために導入した。事故ヘリコプター1機あたりの価格は約1億5000万ウォン(約1650万円)で、すべて機体保険に加入している。