イオン日本人駐在員の審理始まる ミャンマー

AI要約

23日、ミャンマーの裁判所でイオンの日本人駐在員がコメの販売価格を巡る違反で起訴された審理が始まる。

イオンオレンジ商品本部長が高い価格でコメを販売したとして起訴され、裁判所で証人尋問などが行われる。

現地の日本大使館がイオン駐在員の健康状態を確認し、早期解放を強く求めて支援を行うとしている。

軍が実権を握るミャンマーの裁判所で23日、コメの販売価格をめぐる違反で起訴された流通大手イオンの日本人駐在員の審理が始まりました。

イオンの現地法人「イオンオレンジ」商品本部長の笠松洋さんは今月11日、軍の統制より高い価格でコメを販売したとして起訴されました。

関係者によりますと、笠松さんは23日、最大都市ヤンゴンの裁判所に出廷し、弁護士も同席の上で、数時間以上にわたり検察側の証人尋問などが行われたということです。

笠松さんの身柄は現在、政治犯の収容先として知られるヤンゴンのインセイン刑務所に移されていて、拘束の長期化が懸念されます。

現地の日本大使館によりますと、20日午前、丸山市郎大使が2度目の面会をして、健康状態に問題がないことを確認したということです。

日本大使館は「引き続き、早期解放を強く求めるとともに、できる限りの支援を行う」としています。