無所属の大物上院議員マンチン氏、復党し出馬検討か 米CNN報道

AI要約

米国の民主党を離党して無所属となっていた大物議員マンチン上院議員が、バイデン大統領の選挙戦撤退表明を受けて、民主党に復党し大統領候補指名に名乗りをあげることを検討している。

マンチン氏は撤退を促し、民主党に後任候補を求める姿勢を示しており、昨年は第3政党からの出馬も示唆していたが、今年1月に大統領選に立候補しないと表明し、超党派政治活動に意欲を見せている。

大物議員の行動が注目される中、マンチン氏周辺の筋から復党と大統領候補指名に向けた動きが示唆されている。

【ワシントン=渡辺浩生】米CNNテレビは21日、5月に民主党を離党して無所属となった穏健派の大物、マンチン上院議員(76)が、バイデン大統領(81)の選挙戦撤退表明を受けて、民主党に復党し大統領候補指名に名乗りをあげることを検討していると報じた。

マンチン氏に近い筋の話としている。マンチン氏は21日放送の米テレビ番組で、バイデン氏に対し「次世代に道を譲るときが訪れた」と撤退を促し、民主党には後任候補をめぐる透明な指名プロセスを求めていた。

マンチン氏は昨年、大統領選に向け第3政党からの出馬に意欲を示し、次期上院選の不出馬を表明。超党派政治集団「ノーレーベルズ」からの擁立が取り沙汰されたが、今年1月、大統領選に立候補しないと表明。米国政治の「結束」を目指し超党派による政治活動には意欲を見せてきた。