バイデン氏撤退、米に最善の利益となる兆候強まる=民主上院議員

AI要約

米民主党のヒッケンルーパー上院議員は、バイデン大統領が選挙戦から撤退するかどうかの決断を考えていると認識を示した。

バイデン氏は国を第一に考え、米国にとって最善の行動を取ってきたとされ、彼が撤退すべきだという声もあるが、支持者たちは喪失感を感じている。

一方で、党内には不安や不満が広がり、党の結束が難しい状況になっていると指摘されている。

バイデン氏撤退、米に最善の利益となる兆候強まる=民主上院議員

[リホボスビーチ(米デラウェア州) 18日 ロイター] - 米民主党のヒッケンルーパー上院議員(コロラド州選出)は、バイデン大統領が米国を第一に考え、大統領選にとどまるかどうかの決断に動いているという認識を示した。

前回2020年大統領選の民主党候補指名争いに参戦したヒッケンルーパー議員はロイターとの電話インタビューで、バイデン大統領が選挙戦から撤退すべきと言明することは避けつつも、「(撤退するかは)バイデン氏が決めることだが、それが米国にとり最善の利益になるという兆候は確実に増えている」と語った。

「バイデン氏は常に国を第一に考え、米国にとって最善の行動を取ってきた」とし、「彼はその方向に向かって取り組んでいる」とした。

36年間にわたり上院議員を務めたバイデン氏を高く評価している民主党員の間では「バイデン氏が大統領選に出馬すべきでないと考えつつも、大きな喪失感を感じている」とし、苦悩の念が広がっていると明らかにした。

同時に「不安や不満がこれほど大きいと、党を結束させることは誰にとっても難しい」とし、「バイデン氏は今でも愛されている。ただ、4年前と同じ状況ではない」と述べた。