米国民の皆さんへ 大統領選撤退、バイデン氏のX全文

AI要約

バイデン大統領が3年半の任期を振り返り、国家の進歩を強調。再選を目指す意向を撤回し、残りの任期を全うすることを決断。

バイデン大統領は医療や環境、民主主義の保護など多岐にわたる政策を遂行し、米国民の支持に感謝を示す。再選を目指す意欲を表明したが、党と国のために撤退を決断。

これからの行動について詳細を国民に伝えると述べ、支持者やカマラ・ハリス副大統領に感謝を伝える。

米国民の皆さんへ 大統領選撤退、バイデン氏のX全文

 バイデン米大統領が21日に「X」(旧ツイッター)に投稿した声明は以下の通り。

 米国民の皆さんへ

 この3年半の間に、私たちは国家として大きな進歩を遂げました。

 今日、米国は世界最強の経済大国です。私たちは、国家再建のために歴史的な投資を行ってきました。高齢者のための(処方箋が必要な)処方薬の価格の引き下げや、過去最多の人々に手ごろな医療を拡大することです。また有害物質にさらされた100万人の退役軍人に、極めて必要なケアも提供しました。30年ぶりの銃の安全に関する法律も成立させました。最高裁判事に初めて黒人の女性を任命しました。そして、世界の歴史において最も重要な気候変動に関する法律を成立させました。米国は今日ほど指導的な立場にいたことはありません。

 このどれもが、米国民の皆さんなしでは成し遂げられませんでした。ともに100年に一度の(新型コロナウイルスの)流行と、大恐慌以来最悪の経済危機も乗り越えました。民主主義を守り、維持してきました。そして、世界各国との同盟を再度活性化させ、強固にしました。

 大統領を務められたことは、私の人生において最大の名誉です。そして、私は再選を目指す意向ではありましたが、私が(大統領選から)撤退し、残りの任期を大統領としての職務に専念することが、党と国にとって最善の利益であると信じています。

 私の決断の詳細については、今週後半に国民にお話しします。

 今は、私の再選のために尽力してくださった全ての方々に深く感謝を申し上げます。カマラ・ハリス副大統領が、この仕事すべてにおいて素晴らしいパートナーでいてくれたことにも感謝します。そして、米国民の皆様が私に寄せてくださった信頼に心から感謝します。

 私たちが力を合わせれば、米国にできないことはないのです。私たちは、我々が「アメリカ合衆国」であることを忘れてはならないのです。