中国主席から見舞いの手紙 トランプ氏、「残忍だ」とも

AI要約

トランプ前大統領が演説で、中国の習近平国家主席から暗殺未遂事件後に手紙を受け取ったことを明らかにした。

トランプ氏は手紙を美しいと表現しつつも、習氏を残忍な人物と評価。

さらに、北朝鮮の金正恩やフランスのマクロンについても言及し、政治的なやり取りを述べた。

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領は20日の中西部ミシガン州グランドラピッズでの演説で、13日の暗殺未遂事件後に中国の習近平国家主席から見舞いの手紙を受け取ったと明らかにした。

 ただ、演説では習氏を「残忍だ」とも評した。

 トランプ氏は「美しい手紙だった」と感想を述べた。一方で、習氏は「14億人を鉄拳で支配している」とし、「彼に比べればバイデン(米大統領)のような人間は赤ん坊に見える」とも指摘。「彼(習氏)はとても賢く、残忍な人間だ」と付け加えた。

 また、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記にも言及。「彼の望みは核兵器を買うことだけだ」とし、「私は(彼に)言った。落ち着け。もうたくさん核兵器を持っているのだから、野球でも見に行こう。(ニューヨーク・)ヤンキースを一緒に見よう、と」と語った。事実かどうかは不明だ。

 フランスのマクロン大統領についても、「とても賢い人間だ」と評価。大統領在任中に仏政府が米企業に課税しようとしたとして、「フランスの米国向けのワインとシャンパンに100%の関税をかけると言ったら、マクロン氏は『ノー、ノー、やめてくれ』とすぐに撤回した」と明らかにした。