バングラデシュ、政府が夜間外出禁止令 公務員の採用特別枠廃止を求め学生らのデモ激化

AI要約

バングラデシュで公務員採用特別枠廃止デモが激化し、政府が夜間外出禁止令を出す決定

デモ発生から105人死亡、政府は軍を配備し通信遮断、国営放送停止

デモ隊暴徒化、政府施設放火など被害拡大

公務員の採用特別枠の廃止を求める学生らのデモが激化しているバングラデシュで、政府が夜間外出禁止令を出すことを決めました。

バングラデシュでは公務員の採用枠の3割を、独立戦争を戦った兵士の子孫に割り当てる制度の廃止を求める学生らのデモが発生し、今月に入って警官隊との衝突が激化しています。

AFP通信によりますと、これまでに105人が死亡したということです。

AP通信によりますと、政府は19日、衝突の激化を受けて、全土に夜間外出禁止令を出し、軍を配備することを決めました。

バングラデシュでは通信が遮断されたり、国営放送が停止したりしています。

デモ隊が暴徒化し、これまでに政府の施設が放火されるなど、被害が拡大しています。