長射程武器、制限解除を ゼレンスキー氏、英閣議で訴え

AI要約

ウクライナのゼレンスキー大統領が英首相官邸でスターマー政権の特別閣議に出席し、欧米が供与した長射程武器によるロシア領内への攻撃について、他国の指導力を要請。

ゼレンスキー氏はロシアによる侵攻にお礼を述べつつ、長射程武器による攻撃の問題点を指摘し、他国に制限解除を説得してほしいと求めた。

欧州内で戦闘拡大を懸念する国もあり、制限解除には慎重な姿勢をとる国も存在している。

 【ロンドン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、英首相官邸でスターマー政権の特別閣議に出席した。

 ゼレンスキー氏は、欧米が供与した長射程武器によるロシア領内への攻撃について、制限解除に向け「指導力を発揮してほしい」と訴えた。

 報道によると、ゼレンスキー氏はロシアによる侵攻が続く中での支援に謝意を示す一方、長射程武器による攻撃に関し「答えが出ていない」と指摘。ロシア領内への攻撃が許可されれば、ウクライナ国内の被害を軽減できるとし、「制限解除へ他国を説得してほしい」と求めた。欧州の中には戦闘拡大を懸念し、制限解除に慎重な姿勢を示す国もある。