生成AIに軽量モデル 利用料安く、アプリ開発促す オープンAI

AI要約

米新興企業オープンAIが生成AIの軽量版「GPT-4oミニ」を開発し、利用料を割引して開発者向けに提供。新モデルは文章と画像を理解し、多言語に対応。無料版と有料版が提供される。

性能は低いものの多言語対応や画像理解能力を持つ「GPT-4oミニ」は、他社モデルよりも高い文章処理能力を持つ。今後は動画や音声への対応も予定されている。

「GPT-3.5ターボ」から「GPT-4oミニ」への置き換えが行われ、自動応答システムなどのアプリ開発を促進する。一般利用者も「チャットGPT」を通じて利用可能。

 【シリコンバレー時事】米新興企業オープンAIは18日、生成AI(人工知能)の基盤モデルの軽量版「GPT―4o(オー)ミニ」を開発したと発表した。

 開発者向けに利用料を従来モデルより6割以上安く設定し、自動応答システムなどのアプリ開発を促す。一般利用者も「チャットGPT」で使える。

 新モデルは文章だけでなく、画像も理解できる。5月に発表した「4o」より性能は低くなるが、英語だけでなく日本語など多言語に対応する。今後、動画や音声で回答できるようにする。

 無料版と月額19.99ドル(約3100円)のチャットGPTで使える「GPT―3.5ターボ」を「4oミニ」に置き換えた。他社の軽量モデルに比べ文章を扱う能力、文章や画像など形式の異なるデータをまとめて理解する能力などが高いという。