米民主ペロシ氏、バイデン氏撤退要請に関与 勝利見込めず=政府筋

AI要約

米民主党のペロシ前下院議長がバイデン大統領の選挙戦からの撤退を求められている。

シフ下院議員がトランプ再選に対する深刻な懸念を表明し、ペロシ氏の承諾が必要だとされている。

バイデン氏への支持が低いとの見解が示されており、大統領選での勝利が困難な状況が伝えられている。

米民主ペロシ氏、バイデン氏撤退要請に関与 勝利見込めず=政府筋

[ワシントン 18日 ロイター] - 米民主党の重鎮ペロシ前下院議長は、バイデン大統領が11月の大統領選で勝利できないと考え、選挙戦からの撤退を求めるシフ下院議員の呼びかけに「全面的に関与している」もよう。ホワイトハウス筋が明らかにした。

シフ下院議員(カリフォルニア州選出)は17日、「トランプ氏再選は、米国の民主主義の根幹を揺るがすことになる。バイデン大統領が11月にトランプ氏を打ち負かすことができるか、私は深刻な懸念を抱いている」とし、バイデン大統領に撤退を要請した。

ホワイトハウス筋は「シフ議員はペロシ氏の承諾なしに動くことはないだろう」と述べた。

同筋によると、ペロシ氏は国民の気持ちがバイデン大統領から離れており、「それを変えることはできないと確信」しており、バイデン氏に対し、選挙戦で勝ち目はないという考えを伝えたという。

同筋は、バイデン大統領はこれまで撤退論に屈していなかったものの、民主党指導部からの圧力がかかる中、状況は変わる可能性もあると指摘。選挙戦で勝利への「道は存在する」ものの「困難となる」とし、バイデン氏が撤退した場合に大統領候補となり得るハリス副大統領にとっては「容易なことではないだろう」と述べた。

ペロシ氏の事務所とホワイトハウスはコメントに応じていない。