韓国最高裁、同性パートナーも被扶養者と認定 健保めぐる裁判

AI要約

韓国の最高裁判所が同性のパートナーを国民健康保険の被扶養者として認める判決を下した。

最高裁は差別について言及し、幸福追求権や平等な権利が侵害されると指摘した。

国民健康保険公団が事実婚のパートナーを被扶養として登録することを認めている。

韓国最高裁、同性パートナーも被扶養者と認定 健保めぐる裁判

【AFP=時事】韓国の最高裁判所は18日、同性のパートナーを国民健康保険の被扶養者として認める判決を下した。

 最高裁は「同性であるというだけで被扶養者から除外するのは性的指向に基づく差別にあたる」と指摘。人間の尊厳だけでなく、幸福を追求する権利、プライバシーを守る権利、法の下に平等に扱われる権利をも侵害する差別的行為との判断を示した。

 国民健康保険公団(NHIS)は、事実婚のパートナーを被扶養として登録することを認めている。

 原告の男性は2021年、被扶養者として登録されていたのが同性のパートナーであることを確認した公団が保険を打ち切ったことを受け、訴えを起こした。

 ソウル高等裁判所は昨年、原告側の訴えを認め、パートナーの男性を被扶養者として認める画期的な判断を示していた。【翻訳編集】 AFPBB News