米共和党バンス氏を歓迎 次期大統領と「協力の用意」 ロシア外相

AI要約

ロシアのラブロフ外相は、米共和党の副大統領候補に指名されたバンス上院議員の対ウクライナ支援に反対する政治姿勢を歓迎すると表明した。

ラブロフ外相は、バンス氏のウクライナへの武器供給打ち切りに賛成し、戦争を終わらせる必要があると主張した。

また、誰が米大統領になろうとも、相互尊重の対話ができる指導者であれば協力する用意があると述べた。

 【ニューヨーク時事】ロシアのラブロフ外相は17日、米共和党の副大統領候補に指名されたバンス上院議員について、対ウクライナ支援に反対する同氏の政治姿勢を歓迎すると表明した。

 ニューヨークの国連本部で記者会見した。

 ラブロフ氏は「(バンス氏が)支援打ち切りを支持している。それを歓迎するしかない」と強調。「ウクライナへの武器の大量供給をやめ、戦争を終わらせることが必要だからだ」と主張した。

 また、11月の米大統領選で誰が勝っても「米国民が選出し、相互に尊重する対話ができる指導者なら誰であれ協力する用意がある」と語った。「米国を含む他国の内政には干渉しない」とし、大統領選に関する世論誘導などの疑惑を否定した。