「台湾は防衛費を払うべきだ」 トランプ氏、半導体奪ったと不満表明

AI要約

トランプ前大統領は米ブルームバーグ通信のインタビューで、台湾に防衛費の負担増を求める姿勢を示し、半導体産業に関連して取引を求める可能性も示唆。

トランプ氏は、台湾の半導体産業に対して不満を表明し、米国との関係についても不利益を被ったと主張。

インタビューは6月25日に行われたが、トランプ氏は台湾の地理的な遠さや米国からの距離を理由に防衛費の負担増を求めている。

 米大統領選の共和党候補に指名されたトランプ前大統領は16日配信の米ブルームバーグ通信のインタビューで、「台湾は防衛費を払うべきだ。われわれは保険会社のようなものだ」と述べた。

 台湾の半導体産業の台頭で米国は不利益を被ったとも主張。トランプ氏が返り咲けば、台湾防衛と半導体を関連付けて何らかの取引を求める可能性もある。

 トランプ氏は台湾について「米国の半導体ビジネスを全て奪った。台湾は米国に何ももたらさない」と不満を表明。「われわれは賢くあらねばならない」と台湾側の負担増を求める姿勢をにじませた。台湾防衛に関しては、米国から9500マイル(約1万5300キロ)離れていると語り、地理的な遠さも指摘した。

 インタビューは6月25日に行われた。