イラン、米メディアのトランプ氏暗殺計画報道を否定「悪意ある」

AI要約

イラン政府はトランプ前大統領の暗殺計画を否定し、報道を非難している。

米メディアはイランの暗殺計画と最近の狙撃事件は関係ないと報じている。

イランはトランプ氏の暗殺に関与しないと主張し、過去の報復行動について言及している。

【AFP=時事】イラン政府は17日、同国がドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領の暗殺を計画していたとする米国メディアの報道は「悪意ある」非難であり、事実無根だとして反発した。

 CNNをはじめとする米メディアは16日、米当局がイラン政府によるトランプ氏を標的とした暗殺計画を「人的情報源」から数週間前に入手し、同氏の警備を強化していたと伝えた。

 一方でCNNは、イランの暗殺計画と13日の狙撃事件とは関係がないとも報じている。

 イランの国連(UN)大使は、米国メディアの報道について「根も葉もない、悪意がある」と反発。イラン外務省のナセル・カナニ(Nasser Kanani)報道官も、トランプ氏襲撃事件については「いかなる関与をも強く否定する」としている。

 トランプ政権時代の2020年、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官が米軍の無人機攻撃によって隣国イラクで殺害された。これを受け、イランは報復を表明していた。

 カナニ報道官は「ガセム・ソレイマニ司令官暗殺への直接的関与でトランプ氏を訴追する決意」は変わらないと述べた。【翻訳編集】 AFPBB News