アフガニスタンで大規模洪水 約40人死亡、住宅多数に被害

AI要約

アフガニスタン東部で豪雨による洪水が発生し、40人が死亡、347人が負傷。被害が広範囲に及んでいる。

国際NGOによると、約1500人の子どもが避難。支援拠点も被害を受け、65万人の一部が支援を必要としている。

被災地では必需品が不足し、救援活動が行われている。以前の洪水被害から2カ月も経過していない。

アフガニスタンで大規模洪水 約40人死亡、住宅多数に被害

(CNN) アフガニスタン東部で豪雨による洪水が発生し、およそ40人が死亡、347人が負傷した。暴風雨のために住宅も多数が破壊されている。同国保健省が16日に発表した。

国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンは、子ども約1500人が避難していると伝えた。隣国パキスタンとの国境地帯にあるトールハムの支援拠点にも被害が出ているという。同拠点は、パキスタンの移民取り締まりでアフガニスタンに戻ることを余儀なくされた65万人の一部を支援するために設置された。

難民支援組織の国際救済委員会(IRC)によると、必需品が手に入らない状態で取り残されている人も多数に上る。

保健省は、救急隊などが保健サービスの提供に全力を挙げていると説明した。

IRCはナンガルハル州の被災地に保健チームを派遣し、緊急対応に当たる別の2チームの派遣準備を進めている。

アフガニスタンでは2カ月前にも北東部で豪雨による大規模な洪水が発生し、世界食糧計画によれば300人以上が死亡、住宅1000棟あまりが破壊されていた。