犯行前に銃弾、はしご購入 トランプ氏銃撃事件、20歳の容疑者とは

AI要約

トランプ前大統領が選挙集会中に銃撃された暗殺未遂事件で、容疑者は銃弾50発とはしごを購入し、会場周辺に到着。

容疑者は爆発物を設置し、トランプ氏に向けて発砲した可能性がある。ライフル銃は容疑者の父親が購入。

捜査当局は事件当日朝に購入したはしごを使用したと推定。現時点で銃弾の使用は明らかではない。

犯行前に銃弾、はしご購入 トランプ氏銃撃事件、20歳の容疑者とは

 米ペンシルベニア州バトラーでトランプ前大統領が選挙集会中に銃撃された暗殺未遂事件で、同州在住のトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)が、事件当日の13日朝に地元の銃砲店で銃弾50発を購入していたことが明らかになった。米CNNなどが報じた。ホームセンターで高さ5フィート(約1・5メートル)のはしごも買うなど、事件直前の足取りが明らかになってきた。

 CNNが当局者の話として報じた内容によると、クルックス容疑者は銃弾やはしごを購入後、乗用車で約1時間かけて会場付近の駐車場に到着し、犯行に及んだとされる。車のトランクには爆発物が設置され、容疑者が持つ起爆装置と遠隔でつながれていた。

 同容疑者が、13日朝に購入した銃弾などを実際に事件で用いたかは、現時点で明らかではない。ただ捜査当局は同容疑者が、事件当日朝に買ったはしごを使って会場周辺の建物に上り、トランプ氏に向けて発砲したとみている。ライフル銃は、容疑者の父親が合法的に購入したものだった。