北朝鮮、韓国ビラに再び対抗警告 「凄惨な代償」強硬な措置示唆

AI要約

金正恩朝鮮労働党総書記の妹である金与正党副部長が、韓国の団体が北朝鮮批判ビラを飛ばしたことに対し、強い不快感を表明し、さらなる対抗措置を示唆した。

金与正氏は、再び北朝鮮批判ビラが軍事境界線付近で見つかったことに対し、韓国側に強硬な対応を警告し、不可避な変化を示唆した。

今回の発言は、これまでよりも強い姿勢を示すものであり、北朝鮮と韓国の対立が一層激化する可能性がある。

 【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は16日、韓国の団体が大型風船で飛ばしている北朝鮮批判ビラが再び軍事境界線付近で見つかったとし「凄惨な代償を覚悟しなければならない」と談話で警告した。これまでより強硬な対抗措置も示唆した。朝鮮中央通信が伝えた。

 金与正氏は、韓国の団体が北朝鮮の体制を批判するビラを飛ばし続けた場合「対応方式の変化は不可避となる」とし、韓国側に風船でごみを飛ばす措置とは別の手段をとる可能性を示した。

 金与正氏は14日にもビラに関する談話を出したばかり。今回は「これ以上、見守っているだけではいられない」と、さらに強い不快感を示した。