「道徳もない愚か者」金正恩総書記が幹部を叱責 リゾート開発視察で
AI要約
北朝鮮メディアによると、金正恩総書記がリゾート地の建設現場を視察し、幹部らの怠慢を叱責したと報じられています。
工事の遅れや未完成の空港や鉄道に対し、幹部らの無責任さを厳しく指摘し、「国家公務員としての道徳も資格もない愚か者」と非難しています。
この指導は内部の引き締めと経済分野への積極的な関与をアピールするためと見られています。
北朝鮮メディアは、リゾート地の建設事業を視察した金正恩総書記が幹部らの怠慢を強く叱責（しっせき）したと伝えました。
14日付の朝鮮労働党の機関紙は金総書記が11日と12日、スキーリゾート開発の計画がある北東部・両江（リャンガン）道の建設現場を視察したと伝えました。
建物や道路の工事が完了する一方、空港や鉄道などが未完成となっているとして、「指導幹部の無責任さを強く指摘した」ということです。
「国家と人民のために服務しようという観点が全くなく、国家公務員としての初歩的な道徳と資格もない愚か者」と非難し、幹部らを「法機関にただちに引き渡すことを指示した」としています。
内部の引き締めとともに、経済分野の活動にも積極的に関与する姿勢をアピールする狙いとみられます。
画像：労働新聞7月14日付
