元NY市長の破産申請棄却 資産差し押さえも

AI要約

ニューヨーク州の連邦裁判所がジュリアーニ元ニューヨーク市長の破産申請を棄却した。保有資産の適切な報告がなされなかったためとされる。

ジュリアーニ氏は昨年12月に名誉毀損で巨額な賠償金を命じられており、申請の棄却で資産の保護が解除される可能性がある。

トランプ前大統領の弁護士として知られるジュリアーニ氏は2020年大統領選時に陰謀論を展開し、巨額の支払いを命じられた2人への支払いが約1億4800万ドルに上る。

 【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州の連邦裁判所は12日、ジュリアーニ元ニューヨーク市長の破産申請を棄却した。保有資産を適切に報告しなかったとしている。ジュリアーニ氏は昨年12月に名誉毀損で巨額の賠償を命じられており、申請の棄却で資産の保護が解除され、差し押さえられる可能性がある。

 トランプ前大統領の弁護士だったジュリアーニ氏は2020年大統領選で、選挙関係者の女性2人が南部ジョージア州での集票作業中に数千票を不正に加えたとの陰謀論を展開。ワシントンの連邦地裁の陪審が、2人への約1億4800万ドル(約230億円)の支払いを命じた。