世界人口のピークは早まる見通し 2080年代半ばに約103億人 国連推計

AI要約

国連は2024年版の世界人口推計を発表し、人口のピークが早まる見通しを示した。

世界の人口は2080年代半ばに103億人に達し、その後は減少する見通しとなっている。

63の国や地域が既に人口ピークを迎え、世界人口のピークは予想よりも早い時期に訪れるとしている。

世界人口のピークは早まる見通し 2080年代半ばに約103億人 国連推計

国連は2024年版の世界人口推計を発表し、世界の人口のピークがこれまでの見通しより早まるとの見方を示しました。

国連の担当者

「世界の人口規模は2080年代半ばにピークに達すると考えられます」

国連が11日に発表した推計によりますと、世界の人口は2024年の82億人から、2080年代半ばにはおよそ103億人まで増加する見通しだということです。その後は減少に転じ、今世紀末までにおよそ102億人に戻ると予想されています。

また、今世紀末の人口は、10年前の予想と比べると6%=7億人少ないとしています。

さらに、2024年の時点で、日本や中国、ロシアなど63の国と地域が人口のピークを迎えていて、世界人口のピークはこれまでの見通しよりも早まるとの見方を示しています。