米国などのF16ウクライナ供与にロシア反発 「戦争集団を率いている証拠」

AI要約

米国とオランダ、デンマークがF16戦闘機のウクライナへの移送手続きを開始したことについて、ロシア外務省は反発。

ロシアは欧米のウクライナへの軍事支援を警戒し、ロシアに対する戦闘行為とみなしている。

プーチン露大統領は、ウクライナへのF16供与に対し、撃墜すると主張している。

米国とオランダ、デンマークが10日、戦闘機F16のウクライナへの移送手続きの開始を発表したことについて、ロシア外務省のザハロワ報道官は同日、タス通信に「米国が戦争集団を率いていることの証拠だ」と述べ、反発した。

ロシアは従来、欧米によるウクライナへの軍事支援はロシアに対する戦闘行為だとみなしうると警告し、F16などの供与を阻止しようとしてきた経緯がある。

プーチン露大統領はF16がウクライナに供与された場合、露軍に撃墜されるだけだと主張。「戦況に影響は与えない」とも繰り返し述べている。(小野田雄一)