ツバルの航空インフラに44億円 移住受け入れへ支援 豪

AI要約

オーストラリア政府がツバルの航空インフラ強化を目的に最大4000万豪ドルを支出することを発表。

支出は空港整備や通関手続きの効率化などに充てられる見通し。

オーストラリアとツバルは移住合意を結んでおり、今回の支援で往来の利便性を高めることを目指す。

 【シドニー時事】オーストラリア政府は10日、南太平洋の島国ツバルの航空インフラ強化を目的に、最大4000万豪ドル(約44億円)を支出すると発表した。

 空港整備や通関手続きの効率化などに充てられる見通し。ウォン豪外相らは9日、豪州を訪れているツバルのテオ首相に会い、支援を伝えた。

 ツバルは気候変動に伴う海面上昇で沿岸部の水没が進んでいる。このため、両国は昨年11月、ツバルから年間最大280人の豪州移住を認めることで合意。今回の支援により両国間の移動の利便性を高め、往来を活発化させることを目指す。