NATO首脳、欧米の兵器大量生産巡り確約へ=事務総長

AI要約

NATOのストルテンベルグ事務総長は、欧州と北米の防衛産業による大量生産が可能になる見通しを示し、NATO首脳会議で新たな防衛産業の確約が行われる予定である。

NATOは首脳会議を開催し、ウクライナのゼレンスキー大統領も参加する。また、複数の加盟国名義でスティンガーという携帯式地対空ミサイルを発注したことが明らかになった。

スティンガーは米レイセオンが製造し、ウクライナの戦場で需要が高い携帯式のミサイルである。

NATO首脳、欧米の兵器大量生産巡り確約へ=事務総長

[ワシントン 9日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は9日、NATO首脳が10日に合意する見通しの防衛産業に関する確約で、欧州と北米の防衛産業による大量生産が可能になるとの見方を示した。

NATOは米ワシントンで9─11日に首脳会議を開催。ウクライナのゼレンスキー大統領も参加する。

ストルテンベルグ氏は首脳会議に合わせて開かれた防衛産業の会合で「NATO首脳会議で、加盟国は新たな防衛産業の確約に署名する」とし、これにより欧州と北米の防衛産業が一段と強力になり、大規模生産が可能になると述べた。

また、NATOが複数の加盟国名義で約7億ドル相当の携帯式地対空ミサイル「スティンガー」を発注したと明らかにした。スティンガーは米レイセオンが製造。携帯式で持ち運びが容易なため、ウクライナの戦場で需要が高い。