【最新研究】カバは移動時、空中を「飛ぶ」! でもあの体重でどうやって?

AI要約

英国でおこなわれた研究によると、カバが実際に「飛んで」いることが発見された。

カバの移動についてほとんど研究されてこなかったが、今回の研究で新たな側面が明らかになった。

野生動物の専門家らはこの研究がカバの生態を理解し、保護に役立つと期待している。

【最新研究】カバは移動時、空中を「飛ぶ」! でもあの体重でどうやって?

あの超重量級のカバが飛ぶなんて信じられるだろうか?

冗談に聞こえるかもしれないが、英国でおこなわれた研究によると、カバは実際に「飛んで」いるらしい。

カバの平均体重は平均3600キロで、地球上でゾウに次いで2番目に重い動物だ。だがゾウと違い、カバは移動するとき、ひたすら小走りになる。

英王立獣医科大学は新たな研究で、カバがこの小走り状態でスピードに乗っているとき、4本の足すべてが地面から離れ、最大0.3秒間、空中に浮いていることを発見した。

それにしても研究者らはどうやってカバの「浮遊」を確認したのか?

欧州メディア「ユーロニュース」によると、イングランド北部のテーマパークで放牧されている2頭のカバが動き回る映像をモニタリングして発見したという。

興味深いことに、カバの移動についてはこれまでほとんど研究されてこなかった。カバが水中を好む動物であることのほか、人間に危害を与える恐れがあるためだ。

今回の研究は、そんなカバの生態の一部を垣間見る窓を開いてくれたと、野生動物の専門家らは期待している。このような研究が進めば、獣医師の診断や飼育の仕方にも役立つ可能性があるからだ。

野生のカバは現在、主にサハラ砂漠以南のアフリカに生息しているが、絶滅の危機に瀕している。