米高官「イランとの協議を望む状況にない」 核合意巡り否定的見解

AI要約

イラン大統領選で改革派のペゼシュキアン元保健相が当選したことを巡り、カービー米大統領補佐官は、ペゼシュキアン氏が米欧との核合意の再建を目指す協議に否定的な見解を示した。

カービー氏はイランの支援活動を非難し、「イランが変わるとは期待していない」と述べた。

この記事は、米イラン関係と中東情勢に関する重要な発言を取り上げている。

米高官「イランとの協議を望む状況にない」 核合意巡り否定的見解

 イラン大統領選で改革派のペゼシュキアン元保健相が当選したことを巡り、カービー米大統領補佐官は8日、ペゼシュキアン氏が目指す米欧との「核合意」の再建に向けた協議について、現時点では否定的な見解を示した。「イランが新しい大統領を選んだというだけで、米国がイランとの協議の席に戻ることを望むような状況にはない」と述べた。

 また、イランがレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスを支援していることを改めて非難し、「イランが変わるとは期待していない」とも強調した。【ワシントン松井聡】