陸上ダイヤモンドリーグ、2つの世界新

AI要約

ウクライナのマフチフが女子走り高跳びで世界記録を更新し、ケニアのキピエゴンが女子1500メートルで自身の記録を塗り替えた。

マフチフは2メートル10の記録を破り、パリ五輪への参加を楽しみにしていると述べた。開催が控えているフランスでは歓声が上がった。

キピエゴンはペースメーカーの助けを借りて記録を更新し、二つ目の世界記録は残り200メートルでのギアアップから始まった。

陸上ダイヤモンドリーグ、2つの世界新

(CNN) 陸上のダイヤモンドリーグ(DL)は7日、フランス・パリで開催され、ヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)が女子走り高跳びで世界記録を出したほか、フェイス・キピエゴン(ケニア)は女子1500メートルで自身の持つ世界記録を塗り替えた。フランスでは月内にパリ・オリンピック(五輪)の開催が控えている。

観衆は、この日、一つ目となる世界記録に歓声を送った。マフチフは、1987年に記録された2メートル9を1センチ上回り、2メートル10の世界記録を樹立した。

マフチフは試合後、ロイター通信の取材に答え、パリ五輪への参加を楽しみにしていると述べた。マフチフは「ついに、ウクライナを世界の陸上競技に刻んだ」とも語った。

世界記録の更新は一つに立ち会えるだけでも幸運だが、二つ目を目撃するのに時間はかからなかった。

キピエゴンはペースメーカーの助けもあり、3分49秒04で勝利して、2023年に自身が打ち立てた3分49秒11の記録を塗り替えた。

レースは、キピエゴンとジェシカ・ハル(豪)が終盤になるまで競った展開となったが、残り200メートルとなったところで、キピエゴンがギアを上げた。

二つの五輪金メダルを誇るキピエゴンは加速してハルを引き離すと、自身の記録を100分の7秒上回るタイムでゴールした。