世界三大登山鉄道の台湾「阿里山林業鉄路」、15年ぶりに全線復旧…2度の台風で一部不通に

AI要約

台湾中部の山岳地を走る「阿里山林業鉄路」が15年ぶりに全線復旧した。2009年と15年の台風で土砂崩れなどに遭い、一部区間が不通になっていた。運営する阿里山林業鉄路及文化資産管理処は「海外からの観光客が増えることを期待したい」と意気込んでいる。

阿里山林業鉄路は、台湾中部・嘉義駅と祝山駅を本線と支線で結び、急勾配をスイッチバックなどで上り下りする。日本統治時代は木材を運搬し、現在は観光に利用されている。

阿里山駅行きの一番列車が6日、嘉義駅のホームに到着し、乗客らが記念撮影して歓迎していた。

 【台北=園田将嗣】世界三大登山鉄道の一つで、台湾中部の山岳地を走る「阿里山林業鉄路」(全長約78キロ・メートル)が6日、15年ぶりに全線復旧した。2009年と15年の台風で土砂崩れなどに遭い、一部区間が不通になっていた。運営する阿里山林業鉄路及文化資産管理処は「海外からの観光客が増えることを期待したい」と意気込んでいる。

 阿里山林業鉄路は、台湾中部・嘉義駅(標高30メートル)と祝山駅(同2451メートル)を本線と支線で結び、急勾配をスイッチバックなどで上り下りする。日本統治時代は木材を運搬し、現在は観光に利用されている。

 同処によると、阿里山駅行きの一番列車が6日、嘉義駅のホームに到着すると、乗客らが記念撮影して歓迎していた。