ザポロジエ原発にウクライナの無人機攻撃、8人負傷=ロシア側当局

AI要約

ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所がウクライナの無人機による攻撃を受け、作業員8人が負傷した。近隣市街は停電と断水に見舞われている。

ロスアトムのCEOは原発作業員が危険にさらされた初めてのケースだと批判し、IAEAに調査を要請した。

IAEAのグロッシ事務局長は同原発を標的としたドローン攻撃を非難し、原子力の安全と人命への脅威と述べた。

ザポロジエ原発にウクライナの無人機攻撃、8人負傷=ロシア側当局

[モスクワ/ウィーン 3日 ロイター] - ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所がウクライナの無人機(ドローン)3機による攻撃を受け、作業員8人が負傷した。ロシア側の支援を受ける当局者が3日明らかにした。近隣市街は広く停電と断水に見舞われているという。

ロイターはこの件を独自に確認することができなかった。ウクライナ側のコメントも得られていない。

ロシア国営原子力企業ロスアトムのアレクセイ・リハチョフ最高経営責任者(CEO)は、今回の攻撃は原発作業員が意図的に危険にさらされた初めてのケースだと批判。国際原子力機関(IAEA)に対し調査を行うよう求めた。

これに対し、IAEAのグロッシ事務局長は3日、同原発を標的としたドローン攻撃は止めるべきと表明。同原発からドローン攻撃を受けたとの報告を受けたとした上で、こうした攻撃は原子力の安全と人命を脅かすと述べた。